町長のご挨拶

皆さま、こんにちは。

 

町長の椿原 紀昭(つばきはら のりあき)です。

 

 町長
                                                 

 子どもたちが夢・希望を描くことができるまち     

 

 

 夕かけて 野辺(のべ)の畦道(あぜみち) たどりつつ

 黄金(こがね)みづほの いろをみるかな

 

 明治21年5月、開祖の泉麟太郎翁が新天地に入植して15年。大自然や阿野呂原野と壮大な戦いで光明が見えた明治35年に詠んだ詩歌であります。

 愛する大地の夕暮れに照り輝く稲穂が、これまでの艱難辛苦(かんなんしんく)の日々をねぎらい、営農によって栄えるふるさとの発展を心から願っていたに違いありません。

 

 この入植・開拓から、まもなく130年を迎え、私も町政3期目の締めくくりの年であります。先人が築いた「ふるさと栗山」の未来を展望し、私の描く「思いやりの心がかよう、元気のでるまちづくりを!」の実現に向け、一層の決意と情熱をもって全力でまい進いたします。

 

 国政においては、長いデフレからの脱却と経済再生を図る施策を強力に推進し、活力ある地域社会の実現を目指す地方創生の取組や、一億総活躍社会の実現に向けて進んでおります。

 しかし、日本は今、これまで誰も経験したことのない人口減少社会に直面しております。特に地方は、人口急減・超高齢化という大きな課題に挑戦する対策に奔走しながらも、地域の暮らしや経済の進展は未だ実感できておりません。

 

 本町においては、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を進めており、「結実の期間」と位置付けた大切な年であります。夢と希望あふれる未来へ向け大きな「飛翔」の時として、町民の皆さんと自律的で持続的なふるさと栗山の創生に挑戦します。

 

 新年度の町政執行に当たり、「5つの基本目標」を掲げ、将来にわたる成長力の確保のため、様々な施策を有機的に結び付けた総合的取組を展開してまいります。

 

 1点目は、次世代へ「子育てと希望」の光が彩るふるさとづくりの推進であります。

 

 私たちには、先人が築き上げたこのまちを、子どもたち、若者たちにつなぐ大きな責任があります。

 次世代の担い手である子どもたちが伸び伸びと成長する子育て・教育環境、また、若者たちにとって結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない魅力的な地域環境を創り上げることが必要であります。

 その重点施策として、子育てに不安や孤独感を抱える養育者などを支援する「第1期栗山町子ども・子育て支援事業計画」に基づく子育て環境の充実、キャリア教育の推進、若者・子育て世代の移住者への住宅支援など真摯に取り組みます。

 栗山の子どもたちや若者たちが住み続けたくなる、次世代へ「子育てと希望」の光が彩るふるさとづくりを進めてまいります。

 

 2点目は、誰もが「笑顔と健幸」で明るく暮らすふるさとづくりの推進であります。

 

 長寿社会に生きる私たちには、日々健康で持てる力を最大限に発揮しながら、自律し生きがいをもって自分らしく生きることが求められます。

 多世代が交流、協力して地域ぐるみで支え合いを深め、心身の健康を保持し、生活の質を向上していくことが必要であります。

 その重点施策として、「第1期栗山町健康増進計画」に基づく生活習慣の改善、「第7期栗山町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」の策定、町民参加による将来の医療環境整備の検討などに取り組みます。

 すべてのライフステージに応じて、誰もが「笑顔と健幸」で明るく暮らすふるさとづくりを進めてまいります。

 

 3点目は、地域の「魅力と活力」を創造し続けるふるさとづくりの推進であります。

 

 本町は、農業の発達にはじまり、交通網の整備による商工業の発展など、長い歳月をかけて経済的に繁栄してまいりました。

 これまで培われた歴史や伝統ある祭典など、近年の魅力ある栗山の潜在力を生かし、新しい未来の発展を創造することが必要であります。

 その重点施策として、「第4期栗山農業ルネッサンス」に基づく農業振興策の推進、新たな第4工業団地を含めた戦略的企業誘致活動の展開、「栗山都市計画マスタープラン」に基づく各地域振興策の推進などに取り組みます。

 これまでの積み重ねを基調とし、地域の「魅力と活力」を創造し続けるふるさとづくりを進めてまいります。

 

 4点目は、自然との「共生と調和」により多文化と歩むふるさとづくりの推進であります。

 

 栗山の豊かな自然との共生は、多世代交流の町民生活や教育体験活動など、私たちに多大な恩恵と夢とやさしさを育んでくれます。

 栗山の自然環境を保全し、かつ積極的に活用することが必要であります。

 その重点施策として、ふるさと体験教育の推進、自然や環境と調和したモデル河川整備の推進、太陽光など身近な新エネルギーの活用などに取り組みます。

 ふるさと栗山の価値を再発見し磨き高め、自然との「共生と調和」による多文化と歩むふるさとづくりを進めてまいります。

 

 5点目は、町民との「連帯と協働」によるふるさとづくりの推進であります。

 

 いつの時代も、未来を担う人づくりこそが、まちづくりの根幹であります。

 町民一人ひとりが、必要な情報を共有し住み良い地域社会づくりに連帯の輪を広げ、思いやり支え合うことが必要であります。

 その重点施策として、コミュニティ活動などへの支援、地域おこし協力隊との事業展開、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を積極的に活用した地域の情報共有などに取り組みます。

 幸せな自律したまちづくりを推進するため、町民との「連帯と協働」によるふるさとづくりを進めてまいります。

 

 刻々と変化する国際環境や社会経済情勢にあって、本町はこれまで、多くの試練・困難に直面してきました。

 しかしながら、積み重ねられた歴史と先人の夢をつなぎ、次世代に誇れる「ふるさと栗山」を築くため、「栗山力」、「共生力」、「町民力」の3つの力を結集し、積極果敢に挑戦する町政を推進してまいりました。

 

 地方創生が深化する中、本町の魅力や潜在力を十分に活かし、「子どもたちが夢・希望を描くことができるまち」、そして、まちの将来像として掲げる「誰もが笑顔で、安心して暮らすまち」を実現することが何より重要であります。

 

 これまで着実に成長してきた一つひとつの取組が大きく実を結び、そして、未来に向けて力強く「飛翔」する新年度の町政運営に、全力を傾けてまいる決意であります。