貯水槽水道

2012年5月10日

水道水をためる施設(受水槽・高置水槽)やこれに付随する施設を総称して貯水槽水道といいます。

貯水槽水道では、受水槽以降の給水施設によって供給される水の水質については、施設の設置者がその責任において管理していただくこととなっています。

安全で安心な水の確保のためにも、定期的に貯水槽の点検をお願いします。

(防火専用のものなど、まったく飲用に使用されることのないものは除かれます)

 

貯水槽水道の種類

1.簡易専用水道

受水槽の有効容量が10立方メートルを超えるものをいいます。
水道法により、適正な管理が義務付けられています。 (法第34条の2)

 

2.小規模貯水槽水道

受水槽の有効容量が10立方メートル以下のものをいいます。
条例で設置者の責務が定められるとともに、簡易専用 水道に準じた管理に努めるよう定められています。

 

貯水槽水道の管理

貯水槽や給水管などの管理は、設置者が責任を持って管理しなければなりません。
あなたの施設は、次ぎの管理を十分行なっていますか?

 

1.貯水槽の清掃を行なっていますか?

貯水槽は少なくとも年1回は清掃してください。毎日使っていれば、汚水や 害虫が入らなくても貯水槽は少しずつ汚れていきます。専門業者に定期的に清掃を行ってもらいましょう。

 

2.貯水槽の点検を行なっていますか?

有害物、汚染水等に汚染されるのを防ぐために、月1回は施設の点検を行ないましょう。定期的な点検のほか、台風や地震などの影響で水質が悪くなるおそれのある場合も点検を行ないましょう。

 

主な検査、点検内容は次ぎのとおりです。

● 貯水槽周辺の整理整頓(清潔にされていますか?)
● 貯水槽の破損・亀裂・漏水等の有無
● 貯水槽内部の状態(さびや沈積物等ないですか?)
● マンホールの密閉・施錠
● オーバーフロー管、通気管の防虫網の設置、破損状況

 

3.水質検査を行っていますか?

(1)水の色・濁り・におい・味のチェック(毎日)

透明なガラスコップに蛇口から水道水をくみ、水の色が透明か、濁りがないか、塩素(カルキ)臭以外の臭いがしないか、変な味がしないか調べます。

 

(2)残留塩素の測定

特に義務付けられていませんが、水道水には、殺菌のため消毒薬として塩素が加えられます。水の中に残留塩素が0.1mg/l以上であれば細菌、大腸菌群、 O-157は死滅しており安心できます。
塩素は、汚水などの細菌を多く含む水が混入すると、細菌や汚れなどにより 消費され、急激にその濃度が下がります。日頃から、残留塩素測定をしていれば、水の汚染をいち早く発見できます。

 

(3)専門の水質検査機関で行なう ・・・・・(細菌検査、理化学検査)

この水質検査は、貯水槽の衛生確保のため、年1回専門の水質検査機関に依頼して実施するようお願いしているものです。検査項目は、一般細菌、大腸菌、塩化物イオン、有機物(全有機物炭素(TOC)の量)、PH、味、臭気、色度、濁度の9項目です。

 

4.図面や書類は保存してありますか?

施設の点検記録、水質検査記録等の書類は作成した日から5年間は保存して ください。
また、施設の図面などは常に保存し、事故などで書類などが必要になったときに速やかに確認できるようにしておいてください。

 

万一のときは・・・・・

水の汚染は、常識では考えられないことが原因で発生することがあります。
事故によって貯水槽に汚れや異物が混入したり、災害によって貯水槽自体に異常が発生することも十分考えられます。

 

≪水の汚染事故が起こったら≫

飲用中止の周知
関係機関への連絡
事故処理の実施
再開前の最終確認
給水を停止し、ただちに、利用者に事故状況を知らせる
上下水道課・保健所などに連絡し、指示に従う
汚染原因の除去や清掃・消毒作業の手配を行う
給水再開にあたっては、水質検査などの安全確認が必要


あなたも水の監視員

貯水槽をもつ水道水の中には、衛生管理を十分行っていない施設が見受けられます。衛生的に管理するためには、保健所・建設水道課の指導を待つだけでなく、管理する皆さんが飲み水の安全の重要性を認識して自主的に衛生管理を徹底していくことが一番大切なことです。

お問い合わせ

上下水道グループ
電話:73-7514